リリース:UZURIG 2.4.7

今回のバージョンの見どころはそれほど多くはありませんが、spline_ik, mspline_ikモジュールを利用する際の制約が少なくなったことは朗報です!
これまでのバージョンでは、主軸が子供の骨の方向を向いていない場合、良い結果が得られていませんでした。しかし、今回のバージョンでは、元の骨の軸方向に依存しない形に修正されましたので、設定できる部位の自由度がかなり上がったと思います。

その他、SetupToolの反転複製機能に初歩的なミスがあったことをお詫びします!この機能を実行したときに、登録されているジョイント名がうまく左右反転されないという不具合です。特殊なワードではなく、一般的な”Left”や”L_”というワードでも反転されない問題でした。本バージョンから解消しています!

変更点

Module

  • spline_ik | mspline_ik — 骨の軸がバラバラでも設定できるように対応
  • leg_ik | leg_quad_ik — つま先の長さは2点の中間をとって渡すようにする
  • leg_ik | leg_quad_ik — 伸び制限の初期値オプションを追加
  • leg_ik | leg_quad_ik — ビルド時にピボットの位置情報を適用する処理で、Y軸(高さ)を無視する
  • leg_ik | arm_ik — softik_type, softik_rateの初期値オプションを追加
  • virtual_generic_fk — 階層から判断して親リグが存在する場合はその親リグの子として扱う
 

Setup Tool

  • モジュール項目の反転複製機能で、ジョイント名が反転されない不具合の修正
  • モジュール項目の反転複製機能を使用した際に、SpaceSwitchの中身のテキストも反転処理を試みる
  • SpaceSwitchで、Targetに指定できないコントローラがある問題の修正
  • SpaceSwitchの設定項目で、末尾に「,」があるとエラーが出ていた問題の修正
  • SpaceSwitchの設定項目に、空白があったときにエラーが出ていた問題の修正
  • SpaceSwitchに、Enableチェックボックスを新設
  • ダイアログメッセージを閉じたとき、バックグラウンドでQMessageBoxが残り続ける問題の修正
  • 再ビルドするときに、形状情報を自動保存するように変更。ただし、生成が失敗してる場合の再ビルドでは保存されないものとする
  • 再ビルドするときに、コントローラの位置を初期化する処理を追加

Core

  • ビルド時のコントローラのメッシュ表示は、デフォルトではOFFにする(形状情報が存在しない場合に限る)

サンプルリグシーンの変更点

サンプルリグシーンのバージョンは v5 になりました。本バージョンで再ビルドしたリグシーンとなっています。

v3以前の古いサンプルリグシーンをUZURIG2の最新のバージョンで開こうとすると、プラグインのバージョンが異なることによって正しく開けない場合があります。v5のシーンをご利用ください。